HSP(Highly Sensitive Person)とは、生まれつきの性質をあらわす言葉で、人一倍繊細な人を指します。

 

相手の気持ちに敏感で感受性が強いため、人間関係や恋愛で疲れてしまうことが多いです。

 

この記事ではHSP気質さんの恋愛傾向や、幸せな恋愛・結婚をするコツなどを解説します。

 

HSPの恋愛傾向あるある5つ

「恋愛が上手くいかない」「恋人のことは大好きだけど、ずっと一緒だと疲れてしまう」と、一人で悩みを抱えている人もいるでしょう。

 

しかしその悩みは、HSP気質の人に共通している傾向かもしれません。

 

まずは、HSPの恋愛傾向あるあるを5つ紹介します。

 

一途に愛して一生懸命尽くす

HSPの人は恋人を一途に愛して、とことん尽くそうとする恋愛傾向があります。

 

人の気持ちに敏感で、ちょっとした相手の変化に気付いたり、何を求めているかが分かったりするので「寄り添いたい」「なんでもやってあげたい」と思う人が多いでしょう。

 

恋人がHSPだと、細やかな気配りを「重い」「そんなに気を遣わなくてもいいのに…」と捉える人もいます。

 

一方で「愛情を感じる」「自分を見てくれて嬉しい」と感じる人もたくさんいるでしょう。

 

相手の感情に振り回される

共感力が高いHSPは、恋愛で相手の感情に振り回されてしまうことが多め。

 

恋人が楽しそうにしていると自分のことのように喜べますが、相手が怒ったり悲しんだりしていると、ネガティブな感情に引きずられる傾向があります。

 

少しでも機嫌が悪そうだと「自分が何かしたかもしれない」「どうすれば機嫌を直してくれるだろう」と、気にしすぎてしまうことも。

 

良くも悪くも相手の心に寄り添うのが得意なので、顔色をうかがいすぎてしまうのです。

 

「嫌われた」「怒らせた」と思いがち

ちょっとしたことで「嫌われたかもしれない」「怒らせてしまった」と思うのも、HSPの恋愛傾向の1つです。

 

たとえば小さな失敗をしたときに、相手は全く気にしていなくても「なんでいつも失敗してしまうんだろう」「このままだと嫌われる」と頭の中がいっぱいになってしまいます。

 

恋人が仕事で疲れて無表情になっていたり、なんとなく溜息をついたりしても、気持ちを深読みしすぎて間違った解釈をしてしまいがちです。

 

冗談を軽く受け流せない

HSPは恋人の冗談を受け流せず、傷ついたり悩んだりすることもしばしば。

 

相手がちょっとした悪ふざけで言ったことも真に受けてしまい「本心ではそう思っているんだ」「自分に原因があるから、こんなことを言われるんだ」と思う傾向があります。

 

受け流せずに落ち込んでいると、恋人から「冗談が通じない」「ノリが悪くてつまらない」と思われる可能性があり、恋愛が上手くいきにくいです。

 

一人の時間も大切にしたい

一人の時間も大切にしたいのは、HSPさんの代表的な恋愛傾向です。

 

恋人のことが大好きだったとしても、一緒に過ごしていると相手の気持ちを考えすぎて疲れてしまうことも。

 

デートでも刺激を敏感に感じ取ってしまうので、人混みや騒がしい場所に出掛けたり、スケジュールを詰め込みすぎたりすると、帰宅後に疲れ果ててしまいます。

 

HSPは、誰かと一緒にいるとどうしても不安や緊張などのストレスを感じやすいため、恋愛中も一人の時間を大切にする傾向があります。

 

HSPが恋愛で疲れる・向いていない理由

hsp 恋愛
心が繊細でとっても優しいHSPは、相手の気持ちを考えすぎて空回りしたり、恋愛関係が長続きしなかったりすることが多いです。

 

恋愛に対して、トラウマを抱えている人もいるかもしれませんね。

 

ここでは、HSPが恋愛で疲れる・向いていないと感じてしまう理由を解説します。

 

積極的なアプローチができない

HSPは、恋愛で積極的なアプローチをすることが苦手です。

 

気になる人ができても、相手に嫌われたり、自分が傷ついたりすることが怖くて、距離を縮めるまでに時間がかかってしまうかもしれません。

 

LINEで「このメッセージで大丈夫かな?」となかなか返信できなかったり、相手からアプローチされても「自分が好かれるなんて…」「何か目的があるのでは?」と疑ってしまったりすることもあります。

 

HSPは警戒心が強く、駆け引きも得意ではないので、恋愛に向いていないと感じる人も多いでしょう。

 

気を遣いすぎて一緒にいると疲れる

HSPは周りに気を遣いすぎてしまうので、恋人と一緒にいると疲れてしまうこともあります

 

嫌われたくないという気持ちが強すぎて、何でも相手の意見に合わせてしまったり、尽くしすぎたりしているうちに、クタクタになってしまうのです。

 

最初は「自分が我慢すればいい」と思っていても、どんどん心がツラくなって「もう限界」「一人になりたい」と気持ちが爆発してしまうことも。

 

その結果、恋人との関係が長く続かないこともあるでしょう。

 

恋人ができたら依存しやすい

恋人に依存しやすい傾向があるところも、HSPが恋愛に疲れてしまう理由の1つ。

 

自分自身のことよりも恋人最優先で行動しているうちに、どんどん依存がすすみます。

 

この人は自分の理解者」「絶対に嫌われたくない」。

 

そんな気持ちが強くなりすぎると、離れるのが怖くなってしまいます。

 

お互いに離れられなくなる“共依存”の状態になると、周りとの関係まで壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。

 

すぐに浮気を疑ってしまう

自己肯定感が低いHSPは、すぐに浮気を疑ってしまうため、恋人との関係が上手くいかないこともあります。

 

恋愛に不安はつきものですが、特に変化に敏感なHSPは、ほんの些細なことも気になってしょうがないのです。

 

「LINEの返事がいつもより遅いのは、浮気相手と一緒にいるから?」「出張と言っていたけれど、本当は浮気しているのでは…」など、どんどん疑心暗鬼になってしまうことも。

 

必要以上に不安になったり、相手を疑ったりしてしまう自分自身に、疲れてしまうケースもあるでしょう。

 

HSPが幸せな恋愛・結婚をするコツ

「HSPで恋愛がしんどい」「恋愛下手なことを自覚している」という人もいるでしょう。

 

しかし特性を短所ではなく長所と捉えたり、考え方を少し変えてみたりすることで、恋人と素敵な関係性を築けるはずですよ。

 

それでは、HSPが幸せな恋愛・結婚をするコツを紹介します。

 

“尽くす=愛”という考えをやめる

HSPは、相手に尽くすことが愛情だと考えがちです

 

しかし相手が求めていることを読み取って行動したり、先回りして何でもしてあげたりしていると、尽くすことに疲れてしまいます。

 

また最初はよくても、次第に「自分はこんなにしてあげているのに」「同じくらい尽くしてほしい」といった不満やイライラが溜まってしまうケースもあるでしょう。

 

尽くしすぎることをやめると、恋愛で気持ちがラクになるかもしれませんよ。

 

お互いに想い、尊重し合うのが本当の恋愛です。

 

相手に頼る練習をする

なんでも自分一人で抱え込もうとするHSPは、誰かに頼ることが苦手な傾向があります。

 

責任感が強いのは良いことですが、全て自分でやろうとしてストレスがたまったり、結果的に処理できず自己嫌悪に陥ったりしては、パートナーにも迷惑をかけてしまうでしょう。

 

相手を頼ることは、お互いにとって心地よい関係を築くために大切なことです。

 

少しハードルが高いかもしれませんが、まずは簡単な頼み事をするところから始めてみてくださいね。

 

自分の気持ちは言葉に出して伝える

HSPが幸せな恋愛・結婚をするためには、自分の気持ちを言葉にして伝えることも大切です。

 

はっきりとした意思表示や、本音で話すことが苦手な人も多いでしょう。

 

「言わなくても分かってほしい」「察してほしい」と思うかもしれませんが、本当の気持ちは言葉にしなければ伝わりません。

 

パートナーに理解してほしいのであれば、相手に求めるばかりではなく、自分からも歩み寄りましょう

 

対話を重ねることで、お互いをより深く理解できるようになりますよ。

 

一人でのんびりする時間をつくる

一人の時間をつくることで、恋愛が上手くいきやすくなることもあります。

 

人と過ごしていると、どうしても不安や緊張を感じてしまうため、一人でのんびりしながらリフレッシュできる時間を確保しましょう。

 

HSPは生まれ持った特性なので、自分の意思で変えることはできません。

 
しかし特性との向き合い方を工夫することで、恋愛や結婚生活で疲れたり、しんどい思いをしたりする機会は減らすことができます。

 

パートナーと適度な距離を保ち、お互いに干渉しすぎないことで、ストレスがたまりにくくなるでしょう。

 

HSPの恋愛相手として相性がいい人の特徴

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HSPの人は気配り上手で共感力が高く、相手の気持ちに寄り添える優しさを持っています。

 

一緒にいて安心できるパートナーに出会えれば、穏やかな恋愛ができるでしょう。

 

それでは最後に、HSPと相性がいい恋愛相手の特徴を紹介します。

 

ポジティブで明るい

ポジティブで明るい人は、HSPと相性がいいと言われています。

 

HSPは相手の感情に左右されやすい傾向があるため、前向きな人と一緒にいると、つられて明るい気持ちになれるでしょう。

 

また明るい人は性格に裏表がないことが多いので、相手の感情を深読みする必要がなく、一緒にいて気がラクに感じられるはずです。

 

ポジティブ思考の人と付き合うことで、気持ちが安定しやすいでしょう。

 

穏やかで精神的に落ち着いている

HSPの恋愛相手には、感情の起伏が穏やかで、精神的に落ち着いている人がおすすめです。

 

感情的にならない人であれば、変化に敏感になったり、顔色をうかがったりする必要がないので、自分らしく穏やかに過ごすことができるでしょう。

 

またHSPは恋人に依存しやすい傾向がありますが、精神的に自立しているパートナーであれば、お互いに心地よい距離感を保ちやすいです。

 

HSPを理解して価値観を尊重してくれる

考え方が柔軟で、あなたの性格を理解してくれる相手となら、幸せな恋愛や結婚ができるでしょう。

 

HSPという特性は少しずつ知られるようになってきていますが、人によっては「面倒くさい」「甘えているだけでは?」と思われてしまうことも。

 

しかし価値観を尊重してくれる人であれば、受け入れようと努力してくれるはずです。

 

またHSP同士のカップルも、価値観が似ていてお互いをよく理解できるため、比較的上手くいきやすいでしょう。

 

人の長所を見つけるのが上手

人の長所を見つけるのが上手な人とも、良い関係を築きやすいでしょう。

 

ちょっとしたことでも傷つきやすいHSPは、自己肯定感が低い傾向があります。

 

良いところを見つけてほめてくれるパートナーがいれば、ネガティブな気持ちになりにくくなるでしょう。

 

悪いところを否定することなく、気持ちに寄り添ってくれる人と一緒なら、心地よく穏やかな時間を過ごせるはずです。

 

HSPの繊細さは大きな長所!相性がいい人と幸せな恋愛・結婚をしよう

hsp 恋愛
HSPの繊細で、思いやり深いところは大きな長所です。

 

相手の感情に左右されやすいところがありますが、価値観が合う人や相性がいいパートナーに出会えれば、きっと幸せな恋愛・結婚ができるでしょう。

 

「本気で結婚したい」「自分のペースで婚活したい」という人には、結婚相談所での婚活もおすすめです。

 

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